ここ、長野県に移住してきてからずっと行ってみたかった「養命酒 工場見学」
中央アルプスのふもとにある養命酒の工場は生薬や健康に興味のある人には是非訪れてほしい場所でしたよ(#^.^#)2022年12月現在の工場見学は少人数制。
2024年5月現在では、『予約不要で自由にご覧いただけます』となっています。
私が2022年に訪れたときには、スタッフの方が案内してくれていましたが、今は違うようですね。
それぞれのブースでは音声ガイダンスと映像での案内になっているようです。
工場見学スタート!
開始時間まで受け付けロビーで待ちます。
養命酒の歴代のビンやパッケージなどが展示してありました。
ロビーに入ると、ほんのりと良い香りが漂っているのですが、どうやらその香りは、養命酒の生薬にもなっているクロモジの香り。加湿器に精油を垂らしているのか、クロモジエキスをそのまま入れているのかは不明ですが、清涼感の中にもふんわりと甘さを感じる香りが、とても心地よく感じました。
スタートはシアターから
ここでは、養命酒工場の全体像や、歴史、起業理念などの映像を見ることが出来ます。
説明をしてくださるスタッフの話し方もとっても聞きやすかったですよ(#^.^#)
10分ほどの映像の後は、養命酒の試飲もありました。
ちなみにですが、受付で車の運転の有無を聞かれます。車の運転をする方は養命酒の試飲は出来ません。
次は生薬と仕込みタンク
シアターを出たら、次は養命酒に使用されている生薬や仕込みタンクの見学です。
中央アルプス、南アルプスを望む渡り廊下から工場棟へ向かいます。
頂上に少し雪が積もっていました。
養命酒で使用されている生薬は14種類。
内、13種類は植物、1種類が動物由来の物で、完全に国内で賄かっているものはとても少なく、ほとんどが輸入に頼っているそうです。少しでも国内生産を増やすために地元の農家さんと協力して生薬の栽培をおこなっている、とおっしゃってました。輸送コストや地元の経済などを考えると、地産地消に移行していくのはとてもいいことですよね。
このエリアでは、実際に生薬に触ることが出来ます。
養命酒の仕込みについての説明もありました。
合譲法という薬酒本来の製造方法で、生薬の薬効成分を高度な技術で引き出しているんだそうです。
また、養命酒の独特な甘みはお砂糖ではなく、国内産のモチ米を原料にしたみりんから来ているんだそうです!何年も養命酒を飲んでいますが、これは知らなかったです。
こちらのエリアには、高さ2.5メートルくらいの大きなタンクがあるのですが、このタンク、実際に仕込みに使うものと同じ大きさで、60日かけて約850kgの生薬を使用し、養命酒35000本分を仕込むんだそうですよ。
最後は工場内にある瓶詰、パッケージライン
生薬や仕込みの説明エリアの次は工場内へ移動します。
実は、実際に仕込みをしているところなども見れると期待していたのですが
実際に見学できたのは、瓶詰、ラベル貼り、箱詰めなどの最後の工程のみでした。
工場内は写真撮影が禁止だったので、写真はありません。
生薬を扱うところなどは企業秘密がいっぱい詰まっているのかもしれませんね~。
80分コースなら試飲がある?
養命酒のホームページに紹介されている80分コースでは、最後に養命酒で製造されている製品の試飲があるようですが、コロナ禍ということなのでしょうか。今行っている見学では、最初に見るシアターで養命酒のみの試飲で、他の製品の試飲はありませんでした。
ちなみに、養命酒製造では主力である養命酒のほかに
- ハーブのお酒
- 麹甘酒
- 砂漠ニンジン『カンカ』のタブレット
- 本みりん(養命酒の仕込みにも使われているみりん)
- 養命水(養命酒の仕込みに使われている天然水)
- クロモジ茶
- お酢ドリンク
などがあります。気になる方はオンラインショップや工場敷地内にあるショップでも購入ができますよ!
最後にもらったお土産は・・・・・
これで、工場見学は終わりになります。
最後には養命酒にも使われているクロモジのエキスが配合された『養命酒製造クロモジのど飴』をお土産にいただきました。
黒糖風味と生姜はちみつの2種類ありますが、今回いただいたのは生姜はちみつの方でした。
クロモジには抗菌・消炎作用があり、胃腸のバランスを整え、のどの炎症を抑える効果が期待できます。のど飴にはピッタリですよね。
工場見学のまとめ
学校の体験学習のような見出しになってしまいましたが(^_^;)
養命酒の工場見学では、生薬を実際に見ることができたり製造の過程を知ることができました。
私自身、20代のころから養命酒を飲んでいるのですが、恥ずかしながらどうやって作っているのか、どんな生薬がはいっているのかなどは知りませんでした。
養命酒の効能などは、ブランドページにもありますが
- 肉体疲労
- 冷え性
- 食欲不振
- 虚弱体質
- 血色不良
- 胃腸虚弱
など、はっきりとした病気ではないものの病気にむかいつつある『未病』の改善に役立つとされています。
アルコールで生薬の力を引き出す製法、生薬のもつ力の組み合わせで血流を改善し体本来の力を高めるお手伝いをしてくれるんですね。
あの、甘さや独特の香りが苦手、という方もいるかもしれませんが、
スタッフさんの説明によると
冷蔵庫で冷やしたり、水で割って飲むと飲みやすいそうです。
私は飲みなれているので、そのまま飲んじゃいますが(笑)
但し。
薬酒なので、今飲んでいるお薬との飲み合わせなどは考慮したほうが良いかと思います。
養命酒のホームページにも記載されていますが、持病の治療中などの場合は掛かりつけ医に相談してくださいね!