一人息子とともに生まれ故郷近くの町へ移住したシングルマザーのはるかです。
息子が小学校へ入学する前に地方移住をし、それをきっかけに、働き方・暮らし方をスローペースに変え、自分らしい暮らしを楽しんでいます。
移住後、様々な理由から会社勤めではなく自宅で働くことを選択しました。コロナをきっかけに地方移住が増えている今、働き方の選択肢が増え、企業の少ない地方でもインターネットを使って、都会と変わらない仕事が出来るようになってきています。
実際に大手企業の中には、日本全国どこにいても働けるようなシステムをとっているところもあります。
そのような社会的背景を受けて、在宅ワークの需要も増えてきているのです。今日は、移住後、実際に在宅ワークを始めた私の働き方について、その理由と現状をありのままをお話しようと思います。
在宅ワークを選んだ理由
移住前に勤めていた会社の社長の計らいで、移住後も在宅で仕事が出来るようにしてもらったのことがきっかけですが、それをずっと続けていこうと決めたのは、
あまりに快適で私が理想としていた働き方に合っていたから。
これに尽きると思います。
こちらの記事でも少し触れているのですが、
生活基盤を作ることに必死すぎて、息子の様子がおかしいことにも気が付かなかったことが、暮らし方や働き方について考え直す機会となり、その結果自然が豊かな長野県のとある田舎への移住、そして時間に追われすぎない働き方を選択することにつながったのです。
ここからは、移住後、実際に働き方がどのように変わったのか、私が感じている在宅ワークのメリットを紹介していきます。
移住前と後との働き方の比較
現在の働き方 | 移住前の働き方 | |
スタイル | 在宅、時々出社 | 出社 |
勤務時間 | 平均5時間 | 8時間 |
業務内容 | ①マーケティングアシスタント ②不動産関連書類作成等 (移住前とは違う不動産会社) | 不動産業務全般 |
就労形態 | 業務委託契約 | パート・アルバイト |
報酬 | ①実質労働分時給制(1,500円/時間) ②実質労働分時給+不動産成約報酬 | 実質労働分時給(1,000円以下) |
社会保障 | 実費 | 実費 |
大きく変わったのは、労働時間、報酬です。
以前はほぼ最低賃金だったので、毎日8時間働いても1か月の収入は10万前後。そこから国保や年金などを支払えば、実際に生活にかけられる金額は7~8万程だったでしょうか。さらに家賃や仕事に欠かせないスマホ代、光熱費・・・・・・
息子のための貯蓄など到底できませんでした。
在宅ワークに切り替えた今は、労働時間は減り、収入はアップ。
息子が学校から帰ってくるまでの間、自分の時間を楽しむ、という余裕すら生まれました。移住を機に始めた在宅ワークは今のところ間違いではなかったといえます。
在宅ワークのメリット
シングルマザーの私が会社勤めではなく、あえて在宅での働き方を選択しているのには在宅ワークに大きなメリットを感じているからです。そのメリットとは・・・
- 自分の家、という落ち着ける環境で仕事が出来る
- 渋滞に巻き込まれながらの通勤がない
- 時間に融通が利くため、息子との時間を作りやすい
- 自分のスキルにあった仕事を見つけられる
- 契約企業は日本全国にある(語学が堪能な場合は世界中にある!)
- ポケットwifiなどを利用して、PC一つで仕事が出来る
コロナが始まった当初の全国一斉の緊急事態宣言の時には突然の在宅ワークで、環境が整わず苦労した、という声も聴きましたが、在宅ワークの環境さえ整ってしまえばこれほど快適な働き方はないと思っています。子供が急遽休んだ時は、少々大変なこともありますが、高学年にもなれば「親が仕事をしている」ことも理解できますし、時々様子を見てあげれば息子もタブレットなど使って学習をしているため、「子どもがいて仕事にならない」ということはほぼありません。
また、完全在宅ではなく不動産の現地案内や物件の視察にも行くので、よい気分転換にもなります。
もともと、大勢の中にはいっていることが得意ではない私にとって、在宅ワークというのは自分のペースで仕事ができる最高の働き方なのです。
まとめ
私が在宅ワークを始めたのは、自ら希望したというよりも移住前に勤めていた会社の上司の提案により、というところが大きかったのですが、それでも移住後に在宅ワークを始めてから5年間、続けていられるのは自分自身のライフワークに合っているからだと思います。
もちろん人によっては、一人で黙々と仕事をすることが苦痛になることもあるでしょう。
大切なのは、収入・時間・生活環境などを考えたときに納得できる働き方をすること。
私の場合は、
- 息子と二人で暮らすために最低限必要な収入を得られること
- 息子との時間を十分に取れること
- 私自身が無理なく働けること
- 働き方も含めて暮らしを楽しめること
という希望がかなえられるのが、今の働き方だったのです。この先のことはわかりませんが、在宅ワークは、田舎だから就職先が乏しい、田舎だから給料が安い、という就労格差を払拭できる働き方であると感じています。コロナ禍で在宅ワークが定着しつつある昨今、田舎へ移住し在宅ワークをしながら暮らすのもアリかもしれませんね。